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植木のお引越し。

三島の箱根の里という施設に仕事で行きました。
ここは、子供たちが課外授業などで自然と触れ合えるための施設です。
ここに、思いで深い植木が一本あります。
H17の三島駅北口の再開発に伴い、今まで駅ロータリーに植えられていた植木を移植する仕事を請け負ったのですが、その中に幹回りで2.3mのエゴノキがありました。

その時移植した他の木は当社の先代が植栽した木でしたが、この木だけは以前からここに植えられていたということでした。エノキは昔、一里塚に植えられ道しるべとして活躍した木。なんでも枯れても根が腐りにくいので目印になったらしいのです。我々の推測では、一里塚のエノキよりは一回り小さく、また後述するように富士山噴火の溶岩の上に根を張っていたことから、近くにあった一里塚の実生ではないかと。何にしても三島駅が現在の場所に移ってきたときから三島駅の歴史を見守り続けた大切な木。歴史が刻まれた大木の移植です。まずは、公道を運べるように枝を落とし、スリムな状態にします。そして掘り始めると、、、

三島駅周辺は、富士山噴火の溶岩が流れた溶岩地帯。すねまで掘ると溶岩が出てきます。通常この大きさの木を堀取るには胸あたりまで掘らなければなりません。大型の削岩機を応援に呼びひたすら溶岩を破壊します。

我々もここまでしてきちんと移植が出来るのか心配でした。さらに、エノキの細根が溶岩の細かい気泡に入り込んで吊り上げることが出来ません。何とか堀上、最後は重機で押し倒すように掘り取った木を箱根の里に運びます。

落葉樹の移植方法で、振い堀と言って、冬場の落葉期に根に土がついていない状態で移植する方法があるので、きちんと水極めを行えばおそらく大丈夫ではないかと。移植先では水道が無いので水タンクに水を入れましたが、1500リットルのタンクに2回水を使いました。水だけで合計3tです。

そして思い出深い木が今年も元気に新芽を吹いていました。

植木は、人間よりもずっと長い寿命で生きています。歴史を見守ってきた植木。新たな永住の地を見つけ今度は新しい歴史を見つめることでしょう。大木の持つパワーを肌で感じた仕事でした。
株式会社髙樹園

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