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環境について本気で考える。(その2)

前回の続き。前回は、環境の観点から考えると古い植木は撤去処分し、新しく苗木から作って植えた方がいいんではないですか。という話。

今回は、古い木を処分する時に発生する、廃棄物の話。

植木屋をやっていると、枝や幹、など、生木のいわゆる、ゴミが発生します。植栽をしても、移植をしても、枝を落とすので、枝葉がゴミになりますし、通常の庭手入れや、街路樹など公共施設の樹木の維持管理でも枝葉がゴミとして発生します。
今あえて“ゴミ”という単語を使ったのは、世の中でゴミは資源であるという風潮が一般的になっていると思うからです。枝葉のゴミも資源になっていますよ。

現在弊社では、枝葉は破砕し、チップ化し、肥料の資源にしています。少量であれば、自社のチッパーで破砕し、チップをねかして肥料にしたり、腐る前に敷き均して草抑えに利用したりしています。大量に発生する場合は、畜産をしながら枝葉をチップしている業者があるので、そちらに運び、家畜の糞と共にしていわゆる、牛糞堆肥の原料になっています。

当社では、庭の手入れは、かかった人件費と、トラックの代金。そして、枝葉のリサイクル費を請求させていただいています。
以前は幹や、太い枝はも破砕施設に持ち込んでいたのですが、最近は、3種類の方法を取るようにしました。
一つ目は薪ストーブの原料です。最近になって当社事務所から歩いていける距離に薪ストーブのあるお宅が出来ましたので、そちらで使っていただくようにしています。また、大量に発生した場合でも対処できるよう、少し離れた場所に広い敷地がある、薪ストーブ住宅もあります。薪ストーブを使う事で、電気、ガス、灯油等の資源の使用が減りますので、多少、環境に優しいです。(多少、というのは、薪を作るのに、チェーンソー等を使用しますので、斜からみれば、環境に良いことばかりではないよね。ということです)
もう一つは、以前紹介した、木の枝からスプーンなどのカラトリーと作るRokumoku工房さんで、スプーンなどに、形を変えること。これは、冬場のいい時期にとったものでないと、割れ等が発生しやすいので、時期を選びますが、楽しく形を変えることができます。
そして最後に、庭で使う。これも冬場に採った材に限りますが、製材場や、造園資材屋には無い、自然のクセのある幹の形を活かして、竹垣の柱や、蹲の筧など、庭造りの材料として利用します。
ただ、ゴミとして燃やすという発想はなくなってきましたので、当社では上記の方法で、再資源化しています。

枝葉をゴミとして燃やさないと言いましたが、枝葉は燃やして有害な物質を含んでいません。枝を燃やした灰は、以前から、土壌改良材として利用してきました。陶芸の釉薬でも灰は使われています。庭の世界では、竹垣を取り替えるのに晩秋に切った竹を使うと長持ちすることから、冬場に竹垣を取り替えるものでした。冬場の現場で、垣根の支度をするのは寒いので、外した、古い竹垣を燃やして暖を取り、燃えかすも有害なものが無いので、庭の目立たない場所に埋めたものでした。廃材を燃料として使用し、更に土壌改良までしてしまうという、実に合理的な仕事でした。
時代も変わり、焚き火を現場で行うなど、出来なくなってしまいましたが、今でも農家では、畑で灰を作っているのを見かけますね。

そして最後に草刈りで刈った草の利用。以前は茶畑や、野菜畑の霜除け、草抑えに、稲刈りをして、籾と分けた稲穂を敷くのが当たり前でしたが、最近の最新型稲刈りは、籾と分けた稲穂をその場で粉砕して田に撒いてしまいますので、藁が取れないのです。その代わりに、草の種類によっては使っていただく事が出来ます。
その他は、肥料材料として、枝葉に準じた処理をしています。

今回、植木のゴミを再生資材として利用する方法として当社が採用しているものを紹介しましたが、次回は廃棄物の法律の話。いらないものだからと言って、タダであげるとマズイものもあるんです。

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