9.32015
ヒメシャラの皮が剥けた

1年半ほど前に植えたヒメシャラの葉が茶色くなり皮も剥けているので見てほしいと依頼がありました。
たしかに葉が茶色くなり枯葉になっている葉も確認できます。
これは今年の7月後半から8月前半の暑さのせいですね。
8日間連続夏日でしたっけ(?)
ヒメシャラが自生する場所は静岡県東部では、天城山や箱根(神奈川県ですが)など標高が高く霧がかかりやすい場所です。このヒメシャラが植えてある場所は西日も当たらず条件は悪くないのですが、ヒメシャラ自体が弱い木なので夏場の管理は神経質に行った方が良いと思います。それも、前回お話しした植木の性質なのです。
よく、ホースでさっと水を撒くことで終わりにする方も多いようですが、夏の暑さでは地面に染み込むより先に蒸発してしまいます。
日が暮れはじめて涼しくなってきたらたっぷりと。広範囲の場合はスプリンクラーをホースにつなぐのも良いと思います。雨が降った後のように地表を水が流れるくらいたっぷりと灌水します。
次にヒメシャラの皮が剥けているという事ですが、
植木が成長し、幹が太ったため剥けるのであり、何の病気でもありません。
ヒメシャラ以外にも、ケヤキ、ヤマボウシ、ナツツバキ、サルスベリなどは顕著に皮がむけます。
ヒメシャラは花も綺麗で枝がやわらかく紅葉も楽しめる木として人気がありますが、繊細な性質をしています。
植える場所に気を使い、マメな管理が必要な木だと思います。