7.102011
ホウキだって立派な道具です。
庭の仕事で欠かせない仕事が掃除。
庭の手入れとは庭を綺麗にするとですので、掃除をしに行くんだという気持ちでお客様所に伺います。植木の剪定は掃除したついでにするのです。掃除が一番重要で、かつ難しいので、入ったばかりの新人時代は庭掃除から覚えさせられます。決して「掃除くらいなら簡単にできるから新人にやらせておけ」ではありません。掃除が一番難しい仕事なので、長い年月をかけて覚えなければならない一番重要な仕事なのです。
掃除のための道具。竹ぼうき。修業時代タカボウキと教わりました。それに対して、小さいホウキをコボウキ。
竹ぼうきは使っているとだんだん削れて小さくなります。
上がちいさくなったホウキ。しかし、庭の掃除をするにはこのくらい小さいほうがかえって使い勝手が良いのです。
しかし、小さくなったホウキはカタイ部分が多いので、そのままだと地面の土や、砂利を削ってしまい、葉だけを綺麗にとれません。なので小さくなったホウキは太い枝を根元から取ります。
上が硬い枝を取る前、下が取った後。
写真だとあまりわからないですかね?切り取った部分のアップ
太い枝を切ってあるのがわかりますか?ホウキで地面を掃いた時穂先がしなるようになると、綺麗に掃除が出来ます。そして、竹のホウキは立てて使うと砂利の上でも落ち葉だけを綺麗に掃けます。なので、穂先はまっすぐ切りそろえて使います。
みなさんのお宅に使いづらくなったホウキがありましたら、捨てずに硬い枝を切りなおして使ってみてください。新品のホウキよりかえって使いやすいですよ。