9.52015
今流行の。。。

セメント等の左官材料を仕入れる建材屋で何気なく手に入れたレンガ鏝。
レンガ積用の鏝でなくモルタル等の材料を混ぜたりバケツからすくったりする作業に特化したレンガ鏝。バケツの底の材料をすくいやすいように柄を短くし、鏝の先端でゴムやプラスチック製のバケツを傷つけにくいように先端を丸く加工してあります。
某大手鏝メーカーが製作しているのですが、このアイデアって私が鏝を購入するのによく利用させてもらっている関忠さんのサイトでかなり前に掲載されていたんですよね。自分もこのアイデアは素晴らしいと思いさっそく柄を切って短く使いよく改良しました。
こちらが10年以上使っているレンガ鏝
柄の加工をしています。先端は削れて丸くなりモルタルをバケツからすくうのにとても使いよい。
この鏝メーカーは、日本で1、2位を争う流通があるんじゃないかな?色々な建材屋で見かけます。
これだけ流通があれば、普段建材屋でありあわせの鏝を購入している人が購入しますよね。でも、アイデア出しして商品化しているのは関忠さん。これって単なる今流行のパ〇リ商品です。(じゃあ買うなよってww)
昨日刷毛引きのコンクリート仕上げで刷毛引き前の押えに使ったマグネシウム鏝もパクっているみたいですね。
刷毛の上にある柄が木の鏝です。これ、使いやすいですよ。平らに押えられます。
我々庭世界も、定番デザインってありますけど、新しいデザインも無論あります。
以前以後とを教えてもらった先輩と専門雑誌「庭」について話していて、彼は、人の作品を見ないようにしたいから、専門誌は見ない。なるべくほかの所から、アイデアを得てデザインしている。っておっしゃっていました。非常にストイックに作庭されていて尊敬しております。
雑誌「庭」は写真を眺めることはほとんどありませんが、作庭している方たちのインタビューで、庭に対する姿勢のようなものを読むと刺激になります。
研究熱心なお客さんなど、打合せ中に雑誌や本などをを引っ張り出して「こういう感じにして」などおっしゃる方がいらっしゃいますが、庭や外構は、その家の外観、土地形状、周りの景色、室内の間取り、窓の位置、など様々な要素によって全く異なったプランとなります。
イメージをくみ取るにはそういった写真を見せてもらうのは良いのですが、あまりじっくり見ると「真似っこ」になってしまうので控えさせてもらっています。
おそらく無意識のうちに見た景色や、写真の風景などが自分のデザインに表れていると思います。
定番の中に、自分の作風というか、自分らしさが入る庭をつくっていきたいですね。