11.92011
庭石の移動
庭の仕事をしていると、クレーン等の重機が入らない場所が多々あります。 クレーンが入らないので、手で持てる材料だけを使う。 というわけにはいかないので、昔ながらの方法で施工します。 一般的なのがチェーンブロック。歯車が入った装置を使いチェーンを引っ張る力を何倍にもしてくれます。 丸太を三本組んでワイヤーに引っ掛けるのが一般的です。
最近は、丸太を簡単に組む金具を使っている人も多いみたいですが、細いワイヤーを使って組み方を覚えてしまえばそんなに時間はかかりません。また、金属パイプを使うこともありまが、庭石のように重量がわかりにくいものを吊る時は、木の丸太の方がしなるのでかえって強いように思います。金属パイプは荷重がかかると、一気に曲がるので周りで作業している人間が逃げる余裕がありません。同様に丸太の素材も、桧は一気に折れるので、杉の方が安全だと教わりました。
昔からの道具ですが、大きな石を動かす時には手放せない道具です。