5.132014
思い出の樹
以前作庭させていただいた長泉のお宅。
大きなケヤキがシンボルツリーでした。
当社の植木畑に足を運び選んでくれた思い入れの樹。
狭い道に4tロングトラックをギリギリで入れて、6m以上のケヤキの植栽から始まった作庭。
しかし、ご主人が若くして亡くなり、残されたご家族が
大きなケヤキを維持管理していくのが大変であるということで
伐採することになりました。
伐採した木の処理は以前書かせてもらったように
リサイクルして処理したのですが、
無くなったご主人の大切にしていた思い出の樹なので
なるべく、スプーン作家のRokumokuさんにカラトリー材料として
使っていただきました。
材を十分乾燥し、素敵なスプーンに仕上がったケヤキを
奥様に届けてまいりました。
とても、喜んでいただきご主人との思い出話を長々と。
肝心のスプーンの写真を撮り忘れ(汗)
これは、便乗して我が家にやって来たRokumokuさんのスプーン
庭に植わっている木は、それぞれの思い出があると思うんです。
それでも、生活環境の変化から処分してしまうケースが出てくると思います。
形を変え、ずっとそばに置いておける形に姿を変えれば
植木も喜んでくれると思うのです。
植木は生き物、魂ある生物ですから。
ご協力いただいたRokumokuさんのホームページは