3.152013
畑を整理
当社事務所裏の植木畑を整理しております。
近年植木の材料が不足していますね。以前なら普通にあったものが手に入らない事があります。
不足しているものの多くは公共樹木。いわゆる建設物価などの本に価格が載っているものです。
原因はいくつか考えられますが、植木生産の場合、野菜などに比べて生産サイクルが長くて大変なのだと思います。
挿木や実生させてから、畑に下し成長させて規格の寸法にするのに5年以上、10年とかかけて一本数千円の木を売るというのはとても大変だと思います。
また、工事コスト減で小さくて安いうちに売れてしまいある程度の寸法の物が残っていない。その逆に、売れ残った大きいものが余ってしまい、新たに苗木を育てるスペースが無い。育てるスペースが無いだけならまだしも、収入が無いと、畑の管理費、人件費、肥料代などの経費を払えないので、経営破綻してしまう生産者も出ています。
当社は、以前は造園材料卸業を主として生業にしてきました。今は、造園工事とメインテナンスが主ですので、あまり畑の作業に時間をかけられなくなってしまいました。
ただ、近年自分が作庭する庭で使用する材料が手に入らないのもどうかと思うので、現場がひと段落するこの時期に少し畑の整理をします。
伐採した植木はチッパーで粉砕し、尿素をかけて堆肥化。すぐに植えてしまうと植木も連作障害を起こすので、畑を休ませてから作ったチップ堆肥と石灰油粕などを鋤き込んで土作りか始めます。
自社でチップを作っているとぼかし肥料の材料にしたりと助かります。
当社の小さなチッパーには入らない太い枝や幹は以前
こちらで
書いたように薪ストーブがあるお宅で燃料として使っていただきます。
畑を休ませて少しづつ植木を植えれば、お客様にも実際に植木を見てもらえる環境が出来ると思います。