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竹垣~御簾垣の作成~丸太の加工~墨出し

先日御簾垣を作成しました。

柱の下準備の過程を紹介します。

今回柱は焼き丸太を使用しました。丸太に竹を差し込むホゾを掘るのために芯を出さなければなりません。

ほぞ穴を掘る面を上にします。竹垣で使用する丸太は背割りをしていない丸太を使用することが多いので割れが出てしまっている面をホゾ加工します。

写真 2015-09-22 9 54 31

焼き丸太に芯の墨を出します。焼き丸太はの小口を切りおとして白木の状態にすると墨が出しやすいです。

火力の強いプロパンバーナーがあれば、白木の丸太を墨付け、加工してからバーナーで焼いた方が効率的かもしれません。

写真 2015-09-22 9 58 09

 

真ん中あたりに水平機を当てて水平線を引きます。その水平線の中心に垂直線を引くことで、辺の中心を出します。

写真 2015-09-22 9 59 49

丸太の元と末に中心垂直線を出してチョークラインで墨を出します。

写真 2015-09-22 10 02 19

丸太が曲がっている時は若干墨を出す位置を調整します。

そして、ホゾを掘る位置を芯墨から差し金で幅を出して、ホゾの墨を出します。

この方法は、丸太に胴縁を取り付ける場合など丸太の芯を出すのに応用できます。

次回はほぞ穴の加工です。

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