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落ち葉かけ

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11月19日ツリークライミング体験会が三島楽寿園にて開催されました。(開催の模様はこちらをクリック

2年前に弊社で園路工事をおこなったこの場所を初めて訪れたのも

紅葉が始まりはじめた秋の日。

少し低くなった太陽の光が、コナラ、モミジの落葉樹の葉を通って地面に降り注ぐ世界に感動したのを覚えています。

 

そして、そんな秋の日差しが今回も駅前とは思えない別世界を作ってくれていました。

ツリークライミング体験会を通して、木と仲良くなり、木に抱かれながら普段味わえない別世界の景色を楽しんでいただきたい。

参加してくれた人たちは樹木に興味があると思い、体験会終了時に落ち葉かけを行ないました。

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園路清掃で溜まった落ち葉をツリークライミングさせてもらった木の周りにまきました。

この時期、街路樹や公園の木が、落ち葉を嫌う近隣の要請で(無惨に)斬り刻まれているのを目にします。

前回のエントリーでも書きましたが、落ち葉は樹木の成長を助ける根粒微生物の餌となり、植物が育つのに必要な土になります。

富士山が噴火し、溶岩に覆い尽くされた三島の地に、草が生え、少しづつ植物が育つようになったのも落ち葉のおかげ、

落ち葉は、数年先の葉の健全な光合成に必要な養分になります。

落ち葉を大切しない人は、呼吸が出来ない!というと、大げさですが、何気なく吸っている酸素は、樹木が作り出しているということを常に忘れないで生きていきたい。

僕らは樹護士(アーボリスト)として、木と接し、人が快適に生活するのに必要な、剪定、伐採、枝打ちを行ないます。ただし、樹木は生きているということを忘れずに。人が生きていくために、動物や魚を殺し、その肉を食べる時に「いただきます」と感謝するように、僕は枝を払いに木に登る時に、「いただきます」と言います。

重機が入らない場所で、樹上でチェーンソー使う職業がアーボリストであると勘違いされますが、木の健全な成長と、人間社会の共存を考えていくのが 樹護士=アーボリスト であると思います。

 

****追記****

ツリークライミングジャパンの先輩インストラクターに教えていただいた東京都杉並区のイベント

落ち葉感謝祭

素敵です。行政がこういうことに取り組んでいるの素敵すぎます。

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