4.272011
青竹でお客様をおもてなし
昨年施工させていただきましたEntrez SANS Frapperさんが4月28日から暮らしの道具店とういうイベントを行うので準備に行ってまいりました。
こちらのオフィスの濡れ縁の部分には正月を迎える時や、大切なお客様を迎える時に青竹を用意するという日本の伝統を味わえるように青竹を一本入れてあります。明日から大切なお客様がたくさんいらっしゃるので、お客様のために準備しましたという意味を込めて枯れた真竹を切ったばかりの青竹に変えるのです。
変える前の竹↓
青竹を磨いて、取替えです↓
葉が落ちたら枝を落とせばよいと思い、せっかくなので、枝付にしました。↓
きちんと磨いた真竹は、青竹の色、あめ色に枯れた色、そして朽ち果てる直前のごまがかかり黒ずんだ色、三回いいえその途中を入れれば無限に表情の変化を楽しめる素材だと思います。今の家は洋風だから竹など合わないとか、どうせ腐ってしまうものなどと言い、竹垣を設置することが少なくなりました。住宅の雰囲気に合わせて庭を設計しますので、どこのお宅にも竹垣を作りましょうとは思いませんが、洋風とか和風などの固定概念に縛られずにその場所に合うものの中で、日本人としての文化とか、四季感とか、精神を大切にした空間造りが出来たらよいなと思います。
誰が言うのでしょう、和風だ洋風だ、そうではなくて、あなた風の庭造りを大切に致します。