5.202017
垂れ欅

市内の国道を車で走っていて、目に飛び込むケヤキ。
枝が垂れてしまって、ケヤキの雄大さが全くない。
こんな樹形のケヤキが何十本も並ぶ街路樹。
乱雑な切り詰め剪定をされたケヤキは生き延びるため、必死に葉を作り、光合成を行う。枝を作るのは二の次にしてたくさんの葉を生産することで、生き延びようとしている。その結果、葉の重みに耐えきれない細い枝が垂れ下がってしまっているのです。
片側2車線の広い道路幅員に見合う立派なケヤキ並木が見たいとやはり思ってしまいます。
以前拝見した、美しいケヤキ並木。
このような並木を剪定管理している造園会社の力量と、発注する官庁の意識、そしてそれを支える住民の心。三者の気持ちが一つになり、このような並木を維持しているのだと思います。
同じケヤキに生まれたのに可愛そうだなと、この道を通るたびにいつも思うのでした。