10.152017
落ち葉って

秋の長雨で久しぶりにのんびり過ごした日曜日。
積読していた本を一冊開きました。
土の中の構造って奥深い。
植木が調子悪い時は大体土です。
土に栄養がたっぷりある時は、
葉の色がよく
病気や害虫が付かなく
花もきれいに咲く
いい事づくし。
そして、土が出来る元、土の原材料も植木なんですよね。
よく知られているのは腐葉土
落ち葉が腐って栄養満点の土になる。
そして、朽ち果てた幹も蟻が分解して土になる。
植木って自分の子孫のために
植物が育つのに最適な土壌を
自らの体の一部を使って
周りの生物と共存して
作り上げていると思うんです。
すごいことだと思いませんか?
それを邪魔しているのが人間
先日目にした街路樹の姿
まだ落葉前なのに、落ち葉が落ちることによる苦情が出ないようにすべての枝葉を落とされた無惨な姿。
おそらく、毎年こうされているのであろうその切り口は腫瘍のようになり、コブとして枝に残されてしまっています。
樹木が育つのに最適な土壌を作り出す大切な落ち葉を公園などに敷き詰めて、ふかふかの踏み心地の良い広場を作れないかな?
人間の生きる上で絶対に欠かせないものを作ってくれている樹木
その将来をぶち壊しているのは人間ですよ。
地球上の生物が手をつなぎ合い共に生きている中で、人間だけが嫌われ、他のすべての生物の敵になってしまわないように、
この秋、落ち葉のベットで寝てみるのも良いのではないでしょうか。